収穫したお米

お米ができるまで

まずは田んぼを耕し、水を入れて、稲が気持ちよく育てるベッドをつくります。

次に、小さな苗を育てて田植えへ。
まだまだ赤ちゃんみたいな苗ですが、ここからぐんぐん成長していきます。
人間でいうと、ここから反抗期なしで立派に育ってくれる優等生です。

田植えのあとは、水の管理や草の管理をしながら、毎日田んぼの様子を見守ります。
稲はしゃべりませんが、田んぼを見ていると「今日は水がほしいかも」「元気そうだな」なんとなく分かってきます。
農家の勘、けっこう大事です

夏になると、青々とした稲が風に揺れ、少しずつ穂をつけていきます。
このころの田んぼは、見ているだけで少し涼しくなるような景色です。
稲たちは静かに、でも確実に、おいしいお米になる準備をしています。

秋になると、稲穂は黄金色に実ります。
収穫したお米は、乾燥・もみすり・精米などの工程を経て、みなさんの食卓へ向かいます。

田んぼの準備から収穫まで、手間も時間もかかります。
でもその分、炊き上がったときの白いごはんは、ちゃんと応えてくれます。

今日も市原農産は、睦沢町の田んぼで、
おいしくなれよ〜」と心の中で声をかけながら、お米を育てています。

市原農産のお米づくり

10月〜1月 来年に向けた計画づくり・田んぼの整備

来年の計画づくり・土づくり・圃場整備

来年の計画づくり・土づくり・圃場整備

収穫が終わると、すぐに次のお米づくりが始まります。
作付銘柄や肥料設計を考え、来年に向けた計画を立てます。

→ 続きを読む

田んぼでは、二番穂や雑草を細かくするシュレッダー作業、堆肥散布、田おこしを行います。
刈草や堆肥を土にすき込み、次の年の土づくりにつなげていきます。

田おこしをすることで、土の中に空気が入りやすくなり、稲の根が育つために大切な酸素も届きやすくなります。
見た目はただ土を耕しているように見えますが、実はおいしいお米づくりの土台をつくる大切な作業です。

また、圃場整備として、田んぼを平らにするレベラー均平作業や、用水路の整備も行います。
田んぼの高さや水の通り道を整えることで、水管理がしやすくなり、稲が育ちやすい環境をつくっていきます。

1月下旬〜3月中旬 畦塗り

畦塗り

畦塗り

田んぼの水がもれにくくなるように、畦塗りを行います。
畦は、田んぼのまわりにある土の壁のような部分です。

→ 続きを読む

畦がしっかりしていないと、せっかく入れた水が外へ流れてしまうことがあります。
水をしっかり保てる田んぼに整えることで、田植え後の水管理もしやすくなります。

水の量を安定させることは、稲の根にとっても大切です。
水を保つところ、空気や酸素を入れるところ、そのバランスを考えながら田んぼを整えていきます。

2月上旬〜4月下旬 種子選別・種まき・育苗

種子選別・種まき・育苗

種子選別・種まき・育苗

良い苗を育てるために、種子選別や消毒を行います。
その後、種まきをして、育苗が始まります。

→ 続きを読む

育苗とは、田植えに使う小さな苗を育てることです。
まだ赤ちゃんのような苗ですが、ここから元気な稲へと育っていきます。

苗の時期は、水分や温度の管理がとても大切です。
根がしっかり伸びるためには、適度な水分と空気、そして酸素が必要です。
小さな苗のうちから、丈夫に育つための環境を整えていきます。

3月上旬〜5月中旬 元肥散布・代かき

元肥散布・荒代掻き・本代掻き

元肥散布・荒代掻き・本代掻き

田植え前の田んぼに、元肥を散布します。
元肥とは、稲が育つために必要な栄養を、田植え前に入れる肥料のことです。

その後、田んぼに水を入れて、荒代掻き、本代掻きを行います。
土を細かくならし、苗が植えやすく、育ちやすい田んぼに整えていきます。

→ 続きを読む

代かきは、水と土をなじませる大切な作業です。 土をならすことで田んぼ全体に水が行きわたりやすくなり、苗が根を張りやすい状態になります。

ただ水を入れればいい、というわけではありません。
稲の根が元気に育つためには、土の中の水分と酸素のバランスも大切です。
田植え前から、根が呼吸しやすい田んぼづくりを意識しています。

3月下旬〜5月下旬 田植え

田植え

田植え

育てた苗を田んぼに植えていきます。 小さな苗がきれいに並ぶと、いよいよ田んぼらしい景色になってきます。

→ 続きを読む

田植え直後の苗は、まだ田んぼに慣れていない状態です。
ここからしっかり根を張れるように、水の深さや田んぼの状態を見ながら管理していきます。

根が元気に伸びることで、稲は水や養分をしっかり吸えるようになります。
そのためには、根に必要な酸素が届く環境づくりも欠かせません。

ここから、稲の成長を見守る毎日が始まります。

3月下旬〜8月上旬 育成・水管理

育成・水管理

育成・水管理

田植え後は、稲の成長に合わせて水の管理を行います。 水が多すぎても少なすぎてもよくないため、田んぼの様子を見ながら調整します。

→ 続きを読む

水は、稲にとって大切なものです。
でも、ずっと水を入れっぱなしにすれば良いというわけではありません。
根がしっかり育つためには、土の中に酸素が入ることも大切です。

稲はしゃべりませんが、色や伸び方、田んぼの状態を見ることで、今どんな管理が必要かを判断していきます。
「水が必要な時期」と「少し土に空気を入れたい時期」を見極めながら、稲が元気に育つように管理しています。

4月上旬〜10月下旬 草刈り

草刈り

草刈り

田んぼのまわりや畦、水路まわりの草刈りを行います。
草刈りは、見た目をきれいにするだけでなく、害虫対策や作業のしやすさにもつながる大切な作業です。

→ 続きを読む

草が伸びすぎると、風通しが悪くなったり、害虫が集まりやすくなったりします。 田んぼまわりを整えることで、稲が育つ環境も守られます。

市原農産では、季節を通して田んぼまわりの管理も丁寧に行っています。 お米そのものだけでなく、田んぼのまわりの環境まで整えることが、おいしいお米づくりにつながります。

5月下旬~溝切り・中干し

溝切り・中干し

溝切り・中干し

田んぼの水はけをよくするために、溝切りを行います。
溝をつくることで、水を抜いたり入れたりしやすくなり、田んぼ全体の水管理がしやすくなります。

→ 続きを読む

その後、稲の根を強くするために、一時的に田んぼの水を抜く、中干しを行います。
中干しをすることで、土の中に空気が入り、稲の根に酸素が届きやすくなります。根が酸素を取り込みやすくなることで、根張りがよくなり、稲が倒れにくく丈夫に育ちます。

また、中干しによって田んぼの土に空気が入ることは、水田から発生するメタンガスの抑制にもつながるとされています。
市原農産では、稲の育成を見ながら適切に水管理を行い、おいしいお米づくりだけではなく、環境負荷の低減にもつながる農業を目指しています。

6月上旬~8月上旬 入水・ドローン・穂肥・実肥・病害虫防除

入水・ドローン・穂肥・実肥・病害虫防除

入水・ドローン・穂肥・実肥・病害虫防除

稲の成長に合わせて入水を行い、必要な水を田んぼに入れます。
中干し後は、稲の状態を見ながら水を戻し、成長に合わせた管理を続けます。

→ 続きを読む

また、幼穂形成期に合わせて穂肥を行い、出穂期前後から穂揃い期にかけて実肥を行います。
穂肥や実肥は、稲の実りを助けるための追肥です。
この時期は、稲が穂をつくり、お米になるための大切な準備をしている時期です。
水、肥料、酸素、そして天候。
いろいろな条件が重なりながら、稲は少しずつ実りへ向かっていきます。

病害虫防除は、出穂の前後に2回行います。
2回に分けて防除することで、カメムシなどによる被害からお米を守ります。
尚、自社では、追肥作業や病害虫防除にドローンを活用しています。
田んぼの状態や稲の成長に合わせて、必要な管理を丁寧に行っています。

7月下旬〜9月中旬 収穫・乾燥・籾摺り・出荷

収穫・乾燥・籾摺り・出荷

収穫・乾燥・籾摺り・出荷

黄金色に実った稲を収穫します。
春から大切に育ててきた稲が、いよいよお米になる瞬間です。

→ 続きを読む

稲がここまで育つまでには、土づくり、水管理、草刈り、追肥、防除など、たくさんの作業があります。
根に酸素を届けるための中干しや、成長に合わせた水管理も、そのひとつです。

収穫したお米は、乾燥させたあと、籾摺りをして玄米の状態にします。
その後、出荷に向けて準備を行い、みなさまのもとへお届けできるお米になります。

※作業時期は、その年の天候や田んぼの状態によって前後することがあります。

お米

田んぼで育った稲が、
お茶碗の中の白いごはんになるまで。

市原農産では、
ひとつひとつの作業を大切にしながら、

お米づくりを行っています。